都、ロウワー、留年の危機【#都15th】
どうも。Smaです。アドカレ系以外の記事を更新するのは久々ですね。またロウワーの話?と思うかもしれませんが意外とそうでもありません。
さて、今週は僕が所属する音ゲーサークル「B4UT」を含む4サークルの交流戦「都15th」がオンラインで開催されています。主に家で遊べる音楽ゲームでの交流戦が行われており、僕はその中でもプロセカ部門に参加しました。
〜都15th プロセカ部門ルール〜
ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」を使った1vs1の対決。それぞれが選んだ自選曲計2曲に都運営が指定した課題曲1曲の計3曲を演奏し、PERFECT数の合計が多かった方の勝ち。
わかりやすいね!
実力調査〜マッチング発表まで
今回のマッチングに使われる情報は
- 最高クリアレベル
- 最高FCレベル
- 最高APレベル
の3つ(多分)。それぞれについて一番難しそうな曲を併記するという形です。僕の情報はと言うと......
- 最高クリア→34(ドンファイ)
- 最高FC→32(千本桜)
- 最高AP→30(ロウワー)
う〜ん......
上に挙げた3曲はそれぞれ各レベル唯一のクリア・FC・APでした(当時)。特にロウワーが30単独APなのが苦しい。都のルールはGREATに非常に厳しいので、30だとロウワーしかできない僕は、このあたりの曲で相応に精度を取れる前提のマッチングが組まれてしまうと厳しい戦いになる可能性があります。
ロウワーしかできないのが悪いんですが......
ところで、都の実力調査で提出する情報にはもう一つ大切なものがあります。それが未解禁曲リスト。
プロセカではイベントなどで手に入るアイテムを使った楽曲解禁が存在します。都は片方でも持っていない曲は使用できないため、あらかじめ使えない曲を提出する必要があるわけです。
これを書くのが非常にめんどくさい。
特に僕は真皆伝*1狙いには役に立たない、しかも音ゲー的にそこまで楽しくもないMAS28の曲に大量に未解禁が存在しました。
ぼく「せや!せっかくだからほとんど解禁したろ!」
ということで対策は後でやることにして、とりあえずどうしてもカードが足りなかった2曲以外をすべて解禁することにしました。
さぁ、都の出場も決まったし、対策を始めるぞ!そう意気込むSmaに立ちはだかる最大の壁。そう。留年の危機です。
実は僕は去年10月から1月にかけていろいろなこと(?)になっており、学力的にも精神的にも必修科目のレポートすらまともに書けないような状態でした。
ただの必修科目なら来年度の再履修が効くから別に良い(良くはない)のですが、僕の学科には(多分)落とすと一発留年の科目が存在し、案の定その科目の単位に必要な4本のレポートが期末の段階で1本も出ていないという状態。
そんなわけで2割くらいカウンセリングのような面談を経て、1月下旬あたりから週に2回大学に来てレポートを書き、その時に進捗確認を行うという措置を取られていました。今年で23になろうという成人男性がやってもらうことではない。非常に情けないですが感謝しかありません。
プロセカに絡めて言うなら、セカライの前後くらいからずっとそんな生活をしていました。みんなは気づいたかな?
......そんなわけで、基本的にはプロセカをやっている場合ではありませんでした。僕は都などの大会では普段と違うスタイルでプレイしているため(詳しくは脚注に任せます)*2、前回の都は実力調査後すぐに準備を始めてかなりの時間を費やしました。今回はそうもいかなさそうです。
そんなわけで、思うように準備ができないままマッチング発表を迎えます。
マッチング発表〜試合前日まで
今回の僕の対戦相手は京音のいのっちさんでした。彼とは前回の都で互いに相手の自選曲を取り合うという死闘を繰り広げた末に5点差で敗北しています。プロセカの実力は拮抗しているもののArcaeaの実力がかなり高く、僕が苦手な分野(特に高速)の実力がかなり高いプレイヤーと認識しています。
その一方で彼もなんでもできるというわけではなさそうなので、互いの得意曲を押し付け合う展開になると予想しました。
自選曲の上限レベルは31、課題曲はフィクサー[MAS]です。課題曲はハネリズムの縦2連が非常に速く厄介で、苦手な場合は十分な対策が必要になります。僕は当時のベストが4〜6落ちくらいなので得意な方な気がします。
課題曲はこちらに分がありそうだったので、とりあえず彼の自選が○ン○○ー○のEXPERT*3であると予想して対策を始めることに。
......
無理......
エンドマはAP-25点前後、シンガポールはひどいとAP-40点などという始末。エンドマは多分誰がやってもむずいけど、シンガポール来たら絶対負ける......
とりあえず
この3つを心に決めて他選対策とすることにします。
次に気にするのは自選です。普通はこっちを先に考えます。
まず思いつくのはやはりロウワー[MAS]。レベルは30。これは僕が大好きで大得意な曲です。真皆伝を取った際、最後の30譜面目を飾った曲でもあり非常に思い入れがあります。ちょうどその時はYouTubeで配信していたので、配信環境での練習不足も心配ありません。
ロウワーは高速ハネリズムかつ慣れないと認識しにくい特徴的な譜面となっており、30最弱とも31相当とも言われる非常に個人差が強い譜面です。投げる際には相手がどちら側の人間なのか調べるのがとても重要になります。
いのっちさんはロウワー実装当時(11月)に僕とのやりとりの中で苦手そうな言動をしていたので、今回は刺さる可能性は十分にあります。
いや、ちょっと待て。
そのやりとりの翌月、僕はアドカレ企画でこんな記事を書きました。
かなりガチのロウワー攻略記事です。譜面全体を通した傾向の把握に加えて個々の難所にも言及しており、これを読まれたら僕が持つロウワーのノウハウをだいたい吸収されてしまいます。
それに、そもそも僕がロウワー大好き大得意なことは僕のツイートを見てる人はみんな知ってます。僕と対戦するとなったとき、真っ先に警戒すべきがロウワーなのは火を見るよりも明らかです。
もしいのっちさんがしっかりロウワーを練習してきてガッチガチに対策されようものなら
とっても嬉しい......
このようにして、ロウワーで勝てたら嬉しい、ロウワーで負けたらロウワーをやってくれて嬉しいという無敵状態に突入した僕は自選をロウワー[MAS]とすることに決めました。
試合前日(KUMAF杯)
案の定レポート(と多少のバイト)に時間を取られシンガポールはできないまま試合前日を迎えます。この日は京都大学朝比奈まふゆ同好会によるプロセカ交流戦「KUMAF杯」の試合日でした。
この交流戦にもいのっちさんが参加しており、僕との試合はないものの十中八九見に来るだろうということで、少しでもお上手プレイを見せてプレッシャーを与えたいところです。
僕の対戦相手はホキトさん。初めて戦う方でしたがTwitter等の情報は得られず傾向は不明。2日続けてロウワーを投げるのはアレなので自選は困りましたが、KUMAF杯はいわゆる大会スコア*4で勝負することを踏まえてしっくおぶはうす![MAS]を選択。ロウワーとは違った譜面でのお上手プレイを見せつけて少しでも撹乱することを狙います。
結果的にはボコボコにされるんですが、自選では12落ちFC、他選の裏表ラバーズ[MAS]もGREAT一桁と善戦。課題曲の悪魔の踊り方[MAS]は酷い有様でしたが全体的には悪くない試合だったつもりです。プレッシャーになったのかな?なってたらいいな......
試合当日
進級をかけた最後のレポート提出を翌日に控え、いのっちさんとの勝負に臨みます。
僕史上最高の自選ボード*5も用意しました。
そしてドキドキの自選発表です。シンガポールは嫌、シンガポールは嫌......!
オルターエゴ[MAS]
ん〜......
レベル上限を存分に活かした31です。曲が盛り上がるにつれてしっかり難しくなっていくため大会では非常に映える譜面ですが、最後が難しすぎてFC難民を量産したりもしており、結局は凶悪な奴です。
僕は幸いFC狙いで散々研究したためある程度は叩けます。嫌な譜面ではあるがかなりラッキー。
ルーレットの結果、ロウワー→オルターエゴ→フィクサーの順でプレイすることに。
結果
ロウワー
Sma 846 - 832 いのっち
めちゃくちゃ偉い。実は対人戦で披露するのは初めてで不安もあったが、見せたかったものを見せられて僕は嬉しい......
オルターエゴ
Sma 1539 - 1543 いのっち
めちゃくちゃ偉い。フリックの向き間違えたり運指が飛んだりした箇所もあったが他の細かいミスは抑えられた。ロウワーのリードがあったからか比較的落ち着いてプレイできた。
Sma 1109 - 1114 いのっち
9落ち(十分だろ)。相手は4落ち。分、無いじゃん。
計
Sma 3494 - 3489 いのっち
オルターエゴ、フィクサーで微妙に負けるもロウワーのリードを守りきり5点差で勝利!
ロウワーをしっかり叩けたのはもちろんですが、オルターエゴでの失点をかなり抑えられたのが一番大きいかな、という感じです。念願の勝利。とても嬉しい。とっても嬉しい......
対戦相手のいのっちさん、都運営のみなさん、本当にありがとうございました!
まとめ
単位は、取ろう!
28も、やろう!
*1:MASTERを30譜面APするともらえる称号。音ゲーマーは欲しくなる
*2:僕は大会の時は机の上で直撮り配信を行っているんですが、普段はベッドに座って膝の上でプロセカをやっています。机の上は膝の上に比べて画面の位置が高く、特に高速譜面で多大な影響が出るため、大会前は配信時に近い環境で練習しないと普段のパワーが出せずにボロ負けします。
*4:プロセカ公式大会で使うスコア。PERFECT3点、GREAT2点、GOOD1点でほかは0点と、都と比べるとコンボを切ることに対して非常に厳しい。
*5:ゲームセンターで交流戦を行う際にはホワイトボードに自選曲を書いて発表する場合が多く、オンラインとなった都でもその文化を踏まえて家のホワイトボードを使う人がいる。